モバイルバッテリーを検討する上で、おそらく皆さんが最も悩むのが「安さ」と「安全性」の2項目でしょう。
なにぶんモバイルバッテリーなんてのは、ちゃんと容量があって、長持ちして、爆発しなければOKです。
あとちょっと、デザインと軽さが気になるかな。
- なるべく安いのが良い
- 安心できるメーカーの物
この2点はほとんどの方がニーズとして持っていると思います。
今回は主流の10,000mAhクラスのモバイルバッテリーで、安心できるメーカーから安い順で並べて比較しました。
安さと安全性だけで、シンプルにまとめたよ！
比較サイトを見ても、結局どれが良いのかハッキリ分からない人が多い気がするんで、きっと分かりやすいと思う。
僕は中国系謎ブランドを500以上、モバイルバッテリーを扱うブランドを50以上調べていますので、きっと参考になる情報を提供できるかと思います！
除外する物
ポチップ
ひとことで言えばこんな感じのやつ。
これらはおおよそ99%が中国の良く分からないブランドで、公式サイトが無ければ運営の実態も見えません。
結局調べても中国って事しか分からない事が多いので、除外します。
40,000mAhとか容量偽装モノも除外ね
今回比べたのは、Xiaomi・Anker・エレコムとかの、まあ信頼に足るでしょ、ってものばかり。
ではさっそく！
【安い順比較】10,000mAhのモバイルバッテリー
同じメーカーからいくつも出ている場合もあったので、最もシンプルなモデルを選んでいます。
中速充電のベーシックモデルですね
各ブランドから急速モデルも出ていますが、価格はベーシックモデル基本として、似たような振れ幅をしていました。
とりあえず下記表でざっくりと参考になるかと↓
| ブランド | 製品名 | 価格※ | 容量 | 電力 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| Xiaomi | 22.5W Power Bank 10000mAh Lite | ¥1,880 | 10,000mAh | 22.5W | 227g |
| AUKEY | 10000mAh モバイルバッテリー PB-N66 | ¥1,980 | 10,000mAh | 12W | 180g |
| Baseus | Bipow 2 | \2,780 | 10,000mAh | 20W | 202g |
| Anker | PowerCore 10000 | ¥2,990 | 10,000mAh | 12W | 200g |
| バッファロー | BSMPB10030C3BK | \3,049 | 10,000mAh | 15W | 191g |
| オウルテック | OWL-LPB10012シリーズ | \3,280 | 10,000mAh | 15W | 196g |
| UGREEN | 10000mAh 2way 急速充電モバイルバッテリー | ¥3,980 | 10,000mAh | 22.5W | 217g |
| エレコム | 薄型コンパクトモバイルバッテリー(10000mAh) | \4,280 | 10,000mAh | 15W | 230g |
| ZENDURE | モバイルバッテリー SuperMini | ¥5,580 | 10,000mAh | 20W | 180g |
| CIO | SMARTCOBY Pro SLIM CABLE | \5,980 | 10,000mAh | 35W | 189g |
| サンワサプライ | モバイルバッテリー 10000mAh | \6,580 | 10,000mAh | 20W | 162g |
※価格：メーカー価格が無い場合は、Amazon販売価格を参考にしました（2025年5月時点）。
ぱっと見で分かるのが、Xiaomiが破格で電力も普通に高く、どう見てもXiaomiが優勢な事。
Xiaomiでよくね？笑
ちなみに電力のワット表示（W）について、電流（A）×電圧（V）＝電力（W）なので、おおよそワット数が多い方が急速充電な傾向ですね。
XiaomiのAmazon実売価格は\1,780（2025年5月）だったので、Xiaomiが10,000mAhで最も安いモバイルバッテリーという事で良さそう。
Xiaomi 22.5W Power Bank 10000mAh Lite
ポチップ
2025年5月時点のAmazon実売価格で1,780円。
破格です。
Amazonのモバイルバッテリー売れ筋ランキングをチェックすると分かりますが、1,980円未満のモババなんてほぼ見かけません。
そのうえXiaomiという、母体的にはかなり信頼のおける企業でこの価格なので、どう考えてもコスパ最強10,000mAhモバイルバッテリーはXiaomiでしょう。
アンチXiaomiは少ないでしょうが、脳死で選ぶならコレですね。
最近のXiaomiはいい意味でちょっと様子がおかしくて、世界的にもかなり影響力を持つ企業になってきましたね。
スマホの枠から飛び出して、全ての家電を扱い始めて、かつちゃんと売れてるるんですよ。
だんだんSONYみたいになってきましたよね。
ちなみにXiaomiの信頼性はどうなんだ？
って気になる方も居るかもですが、Xiaomiは2024年からEV車に参入していまして、発売同時より爆売れ、2025年には既に黒字転換するほど調子が良いみたいですね。
EV車扱うくらいなので、モバイルバッテリーの安全性くらい訳ないですね
心配になるのが今後の日本車メーカーとか産業の転換とかですが、、、
そのへんは置いといて（笑）
| ブランド | 価格※ | 容量 | 電力 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Xiaomi | ¥1,880 | 10,000mAh | 22.5W | 227g |
Xiaomiのモバイルバッテリーは、電力的にも他のモバイルバッテリーより急速充電に対応できる。
というのも一つのポイント。
つまり安くて性能が良いという事。
Xiaomi家電は他の既存ブランドを食いつぶす勢いなのですよね、、、
安い理由はたぶん↓
- 他に儲けているスマホのような分野があるから（多く売れれば安くできる）
- 分野展開のために最初は安くしてユーザー確保に回っている
- Xiaomiブランドゆえ売れることが分かっているので、提携工場も単価を安く設定できる
おそらくこの辺りが理由でしょうね。
コストカット＆薄利多売でもイケるのでしょう。
重量のみ他より若干重いのは気になりますが、それでも10円玉5枚程度の違いしかないです。
コスパで言えば間違いなくXiaomiですね。
ポチップ
Xiaomiのモバイルバッテリーは、安くて安全で充電も早い。
種類も豊富で他の製品も沢山リリースしているので、一旦はXiaomiモバイルバッテリーをチェックしてみるのはお勧めします。
AUKEY
ポチップ
Xiaomiが目立ちすぎて陰に隠れていますが、実は価格で言えばAUKEYも安いです。
2005年のドイツ創立ブランドではありますが、創業者は中国の方で、2010年には中国深センに本社を移しています。
実質的には中国のブランドですね。
ドイツの老舗っぽいイメージが欲しかったんだと思います。
とはいえ要するにAnkerみたいなものです。
Ankerはブランドが定着したのでちょっとお高く留まっていますが、AUKEYはブランド知名度の若干の低さゆえに価格を抑えているイメージ。
Ankerにこだわりが無いなら、Xiaomiの次点ならこれかなぁ。
| AUKEY | ¥1,980 | 10,000mAh | 12W | 180g |
|---|
デメリットを挙げるとするなら、このモデルは電力が少なめなので、急速って感じでは無さそう。
Xiaomiの22.5Wで1,780円がいかに価格ぶっ壊れなのかが分かります。
弱める分にはケーブルで調整できるので、最大出力は大きいに越したことは無いですねー。
Baseus Bipow 2
ポチップ
Baseusは2011年創立の中国深センのブランドで、Ankerと創立年も所在も一緒ですね。
BaseusもAnkerと類似ブランドと思って頂ければOKかと
ちなみに企業としては、Ankerに規模感こそ劣りますが、ちゃんとしています。
| Baseus | Bipow 2 | \2,780 | 10,000mAh | 20W | 202g |
|---|
このモデルは20Wでアンダー2,780円なので、Xiaomiがいなければかなり良い選択でした。
ポチップ
価格は高いですが、PicoGoみたいに小さくて（同じく202g）45Wとかいうハイパワーモデルもあります。
製品を探してみるには面白いブランドかとおもいますね。
Anker
ポチップ
とりあえずモバイルバッテリーならAnkerのイメージなので、良く調べない人でも買うから売れているAnker。
僕も嫌いじゃアないし、もちろん悪くない。
でも最近は相対的に高く感じる場面もあるので、他に選択肢はあるよね。
的なニュアンスが正しいかと。
前ほどAnker一択ではなくなったって訳ですね。
ですがAnkerは製品ラインナップもきめ細かく、いろんなユーザーの目に留まるのは違いないですね。
| Anker | PowerCore 10000 | ¥2,990 | 10,000mAh | 12W | 200g |
|---|---|---|---|---|---|
| Anker | PowerCore 10000 PD Redux | ¥3,990 | 10,000mAh | 25W | 194g |
| Anker | Power Bank 10000 | ¥4,490 | 10,000mAh | 30W | 220g |
ポチップ
ポチップ
この辺りは、さすがスマホ関連メーカーのAnkerだなと思います。
セール時は安くなったりもするので、Ankerも好きならチェックしてもイイかもですね。
バッファロー
ポチップ
日本の老舗企業なので、PSE技適とかその辺はまず安心。
といっても、中国企業も今回紹介するブランドはどれも心配ないですが。
中華アレルギーの方への選択肢でしょうかね。
ってもバッファローの製品は日本か中国製造なので、バッテリー関連はきっとメイドイン中国でしょうが。
Amazonに売っているのも、上記モバイルバッテリーくらいなので、おそらくバッファローはECサイトよりも家電量販店に置いているのかと。
オウルテック
ポチップ
オウルテックは、1992年神奈川県創立の日本企業。
モバイルバッテリーで日本企業といえば、バッファローよりもエレコムかオウルテックなイメージ。
今回は安い順に並べているのでこうなりましたが、中華アレルギーの方用の選択肢としては、オウルテックはアリ。
といってもこれも中国製。
母体が日本企業で、しかも割とデカいので、検品とか品質管理的なメリットはあるでしょうが。
でもやっぱり、素直に中国ブランド買った方が安い。
ポチップ
とはいえオウルテックにとってモバイルバッテリーはかなり主力製品なので、ラインナップも多め。
ポチップ
MOTTERUとかいう派生ブランド（株式会社オウルテックが所有する女性向けブランド）も作っているくらいなですね。
ここのモババが売れているのは間違いないでしょうね。
UGREEN
ポチップ
メタリック・ガンメタ色のイメージが強い、こちらも創立2012年深センのブランド。
Ankerの類似ブランd(ry
コスパが高いと巷では言われている、検索すると出てくるイメージですが、僕は別にそうは感じないかな。
特に安くは無いです。
特にモバイルバッテリーとかケーブルとかは、ある一定水準を超えて性能が安定していれば、それでOK感ありますし。
まあ種類は多いので、UGREENもチェックしてもイイかもです。
エレコム
ポチップ
日本企業最安定はエレコムですね。
安かろう悪かろうとか言われていますが、個人的にはエレコム大先生的なおおむね好印象。
エレコムは普通にコスパいいんよ。
ポチップ
ちなみに今回は、HPで定価が出ていたら定価表示していたのでアレですが、しろちゃんモデルは安いです。
家電量販店とかホームセンターで良く見る顔やんね。
ちなみにエレコム、2025年に発火しないモバイルバッテリーを開発したとして、若干話題になっていたりなっていなかったり。
少なくとも僕的には話題でしたねー
ポチップ
ナトリウムイオンとかいう自然界に大量にある元素を使ったモデルとして、開発にはかなり本気のエレコムです。
高いし重いんで僕は買わないですけど、試みはすごくいいよね。
ZENDURE
ポチップ
Zendureは2017年にアメリカのシリコンバレーで創立したブランドと書かれますが、おおよそ実態としては中国でしょう。
AUKEYがドイツ創立のパターンと同じ感じかと。
まあ、だからといって悪くは無いです。
180gと軽いのはメリットですね。
ちょっと高いけど。
CIO
ポチップ
CIOは2017年に大阪で創立した、日本のスタートアップ企業。
もちろん製造は中国ではあるんですが、提携する工場の品質にはこだわっているようでして、安全性とか耐久性はまあ問題ないでしょう。
ちゃんとしているスタートアップ企業って感じですね。
ポチップ
探せば普通に安くなっているのとかもあるので、スタートアップ企業を応援したいならCIOイイかも。
まあといっても、ヨドバシカメラとかに行くと、CIOのケーブルとかバッテリーはかなり見かけるので、小企業って器では既にないとは思いますが。
サンワサプライ
ポチップ
サンワサプライはオフィス家電系の企業ですね。
この辺りの製品は、どっかの中国工場と提携したOEM製造品であるのは確かなのでしょうが、企業の創立は昭和26年なので、すっごい老舗。
母体の信頼性は高いっすね。
だからなんだ、って感じなので、普通にXiaomiで良いですし、日本企業がいいならエレコムとかでいいかと。
10,000mAhの安いモバイルバッテリー
ポチップ
結論、やっぱりXiaomi選んでおけば間違いなさそうです。
相場の1.5倍～2倍くらい安いですよね。
ポチップ
種類もあるので、一旦Xiaomi製品はチェックすべし。
ポチップ
Xiaomiが嫌なら、応援する気持ちでAUKEYとかはアリかも。
ポチップ
日本企業がどうしてもよければ、エレコムは個人的にかなりの安パイ。
って感じですかねー！
参考になったら幸いです！
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