Amazonで販売される、1万円クラスのメカニカルキーボードメーカーのMagegeeから、Captain87のレビューです。
カタカタと静かで上品な打鍵音、RGBにゆらめく最高にお下品なバックライト。
ラピットトリガー搭載のゲームモードと、快適な操作感のオフィスモードを、スイッチ一つで切り替えられる利便性。
重厚なアルミボディを備えた、耐久性にも機能性にも優れる、いわばゴリゴリのゲーミングキーボードと言ったところ。

今回はそんな、Magegee Captain87のレビュー記事と参ります。

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Magegeeとは?

キーボードに移る前に、Magegeeというブランドについて軽くおさらいしてみましょう。
当サイトは中華ギアを模索&紹介するのが趣旨でして、その他多くの中華ギアやブランドに触れています。
市場の大まかな立ち位置やHP情報を探ることで、企業やブランドとしての本気度をざっくりとチェックすることは重要ですね。
Magegeeの公式サイトは英語表記で、グローバルな展開。
MageGee は 2015 年に設立されたゲーム ブランドで、「magic」と「geek」を組み合わせた造語です。主に、 ファッション デザイン、安定した品質、手頃な価格のキーボード、マウス、ヘッドセット、その他のコンピューターおよびゲーム周辺機器に重点を置いています。
https://www.magegee.com/about-magegee.html
そのうちMagegeeについての紹介文を翻訳しますと、Magegeeは2015年に創立されていることが分かります。
商標登録の権利者は「深セン市新品誠科技有限公司」で、多くのガジェットブランドや新興Amazon系ブランドがひしめく競合都市、中国深セン市に所在を構えることが分かりますね。
おおよそ2010年~2015年頃にこうしたガジェットやデバイ関連ブランドが、中国深センから創立されていますが、Magegeeもご多分に漏れぬ激戦区出身のようです。

扱う製品は主に「ゲーミングキーボード」で、うち「メカニカルキーボード」が大半を占める印象。
その他メンブレンキーボードなどもありますが、マウス・ゲーミングヘッドセットなどを見ていると、漂うゲーミングデバイス感。
ゲーミングキーボードの売れ筋ランキングをチェックしても、Magegeeの名前は見かけるので、界隈的にはある程度人気がある事はうかがえます。
ちなみに日本における「Magegee」の検索数は2025年以降で急増しており、ブランド創立から10年経過した現在、これから伸び行くゲーミングキーボードブランドなのかもしれませんね。
Magegee Captain87 レビュー

それではレビューに移ります。
まずはざっくりスペックから。
スペック
ブランド | MageGee |
---|---|
モデル | Captain87 |
サイズ | 400 × 178 × 63 mm |
重さ | 約1023g |
キー | 87キー(80%TKL) |
接続方法 | USB有線接続 |
バックライト | RGB |
ケース | CNCアルミケース |
キースイッチ | Outemu Magnetic Pink Switch |
キーキャップ | PBT素材 |
キー配列 | 英語配列 |
傾斜調整用スタンド | 2段階調整可能スタンド搭載 |
ホットスワップ | 対応 |
対応OS | Windows 7/8/10/11 Mac Linux |
サイズはテンキーレスながらに、大きさをや配列を損なわない、80%というベストなゲーミング仕様。
ON/OFFは可能ですが、バックライトは勿論のことRGBカラー。
キースイッチは静音性に長けたピンク軸を採用。
ゲーミングキーボードではありますが、配信や周囲の事を配慮した、昨今日本では人気がありそうな組み合わせですね。
開封・同封物

外箱

開くと中には、月面的・南極的・近未来的とも取れる、とにかく良く分からないコンセプトのイラストが。
AIに細かくプロンプトを指示すれば出力されそうな、この意味不明な感じは個人的に好物です。
とにかく開封と同時に笑顔になれる。


謎イラストの裏面は、簡易的な操作方法ですが、こちらは英語ゆえカメラをGoogle翻訳アプリにして対応。
小さな説明書には、超簡単なスペックと説明書きが日本語でも表記されていました。


- MageGee Captain87本体
- キーボードカバー
- USBケーブル(USB-A to C) 約1.5m
- 保証書、説明書類
- キープラー
- 交換用キーキャップ×4
付属品もちゃんと入っています。

これは付属品なのか開封時に捨てれば良いのか微妙なところですが、プラのカバーが地味にありがたい。
使わない時は乗っけておけば、ホコリとかゴミが入らないので、とりあえず取っておくと良い気がします。
外観・バックライト

バックライトはRGBカラーで、設定により波・常時発光など、バックライトの揺らめきも変えられます。


お下品なRGBライトは好みじゃないという人も多いですが、白発光や発光無しの設定にすればよいだけのこと。
ゲーミングデバイスは下品であるべき!
とにかくデフォルト設定では、ゲーミングキーボードらしい最高なお下品さでお迎えしてくれます。
デフォルト設定のRGBバックライトを動画でも撮りましたので、よければチェックしてみてくださいね。

材質は上部アルミと下部プラのハイブリッド仕様で、キーボードを押してもたわむことの無い強固さと、シットリとしたアルミの上質さがあります。

サイズは全長36cmで、男性の手でも余裕のあるかつ、マウスとの距離感も丁度良い80%テンキーレス。

裏面にはロゴシールと、欧州の安全規定をクリアしている、安心のCEマーク等その他表記が。
中華デバイスはこの辺りを要チェックしたいですよね。
打鍵感

打鍵感は「カタカタ」系で、静音性に優れるピンク軸。
それでいて、キーボードらしい打鍵音と指触りの良い適度な反発が、聴覚と触覚に快感をもたらします。

メカニカルキーボードの独立したキーのフィット感と、ストロークのあるタッチ感は、パンタグラフ式には無い満足感がありますね。
キーを適当に押してみたので、打鍵音の参考にしてみてください。
仕様



角度調整用のスタンド3段階仕様なので、お好みの角度でどうぞ。


Type-Cケーブルは中央。
付属のケーブルはベーシックな感じなので、コイル式に交換などはお好みで。

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カスタマイズ性
MagegeeはHPから専用アプリをダウンロードすることで、ストロークやバックライトなどのカスタマイズを、かなり細かく設定することが可能です。
キーボードを入手した後はお好みでいじってみると良いですが、とりあえず簡単な紹介をここでしてみますね。
ストローク設定

キーボードのストローク・感度の設定は、キーボード側面のスイッチで簡単に切り替えが可能。
- 快適モード
- ゲーミングモード
- カスタマイズモード
用途に合わせて、これら3つのモードを切り替えが出来ます。

快適モードはアクチュエーションとリリース※が2.0mm、ラピッドトリガーが無効の、誤タッチやゆとりあるタッチ感が快適なoffice仕様。
ゲーミングモードはアクチュエーションが0.5mmでラピッドトリガーが有効、感度はON/OFFともに0.5mmになっている、反応性を重視したゲーミング仕様です。
カスタマイズモードでは、0.1mm~3.7mmの範囲で細かく設定できます。
各キーごとの設定も出来るので、ゲーム中の違和感に応じて調整を加えていくのがおそらく吉。
ファンクション

ファンクションボタンの割り当て・キーマップのカスタムもアプリから可能。
マクロ編集

マクロ編集も可能なので、より自分好みのカスタマイズが出来ます。
マクロの編集方法はマクロ編集タブを開きマクロファイルを作成、編集したいマクロファイルを選択した状態で記録開始ボタンを押せばOKです。
照明設定

あとはバックライトの編集ですね。


RGBでテンションを上げるか、上質なホワイト設定にするか、OFFにして画面に集中するか。
お好みでどうぞ。
デメリット
主たるデメリットは特に無いのですが、一応注意点という事で触れておきましょうか。
英語配列に注意

Captain87、、、というかMagegeeのキーボードは確認した感じどうやらすべて英語配列なので、日本語キーボード慣れしている方は要注意。
これはメカニカルキーボードをご所望の方は既にご存じの事でしょうが、一応触れておきました。
でも何となく英語配列って垢抜けた横並び感で、憧れるんですよね。
1mmも必要のない「かな入力」表記も無いですし。
無線接続非対応

これも仕方ないですが、無線には非対応です。
ワイヤレスのゲーミングキーボードだと、もうちょっと価格帯を上げることになりますね。
裏を返せば、強みは絶対的な反応速度とバッテリーの心配が無い事。
マウス程動かすことは無いですし、何だかんだいつも発生する「デバイス間のBluetooth接続が不安定」というアレが無いので、個人的にキーボードは圧倒的に優先派。
Captain87をどうぞ

テンキーレス80%の丁度良い配列に、RGBにきらめくバックライトと重厚なアルミボディ。
FPS系ゲームに必須のラピットトリガー対応、0.1mmごとに設定できる細かなカスタム性を備えた、本気のゲーミングキーボードでした。
静音性を意識しながらもカタカタと心地よい打鍵感と適度な反発、バックライトを落ち着かせれば、タイピングでも上質で気持ちを損ねない上質さがあります。
ゲーミングキーボードブランドとしてもどうやら上り調子っぽいMagegeeのキーボード。
Captain87はそんなMagegeeの中でも、今日本で主流のゲーミングキーボードのど真ん中を行くようなデバイスでしたので、気になった方は是非お試しあれ!
って感じでした!

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